このボタンおせば 音楽かなでる

音のこと、その他、気まぐれて更新しています。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

音楽市場の行方は?

今年読んだ本の中の一つがこれ。

400430945XJポップとは何か―巨大化する音楽産業
烏賀陽 弘道
岩波書店 2005-04

by G-Tools


「Jポップ」と呼ばれる音楽に焦点を当て、日本の音楽産業の変化について多角的に書かれている。僕が中学~高校~大学あたりの新しいモノを受け入れやすかった時期が「Jポップ」の最盛期であり、仕事柄、オーディオやレコーディング、楽器の知識もあったので、とても読みやすかった。
日本で音楽に関わる仕事されてる方は、是非読んで欲しい。(特に弊社のディレクター。この音楽市場が大きく変化してきた時期に自社制作として音楽番組作ってこなかったのだから…。僕がいつも細かいこと横から口挟むので、嫌われてるかもね。)


「Jポップ」についての細かいことはこの本を読んでもらうとして、この本は返却してしまったので正確性に欠けるかもしれないが、特に気になったのが、音楽産業の市場規模。第一位はアメリカ、次いで日本。わが国は音楽消費大国なのである。音楽を楽しんで市場が動いてるのなら、とても良いことに感じる。が、Jポップの流通は、ほぼ国内のみ、輸出より逆輸入が多いぐらいだ。これを防ぐため、輸入規制などの法整備がされたが、当然洋楽ファンは反対した。結局、日本人は海外アーティストの楽曲を楽しむことはあっても、欧米諸国では、坂本龍一とかは別格として、「Jポップ」を聴く習慣は無い。例外として、浜崎あゆみの曲は欧米でも流通しているが、声のみサンプリングされてるだけで、オケ部分は海外のリミキサーだ。日本人アーティストには失礼だが、Jポップは海外のPOPS&ROCKを真似して日本語で歌ってるだけに感じる。そしてJポップ広告戦略は、テレビドラマやCMのタイアップが多くを占める。「この音楽が好きだから」と感じて楽しんでいるのなら良いんですが、「聴いたことある曲だから」という理由で商品を購入したり、カラオケで歌われたりすることが多いと思う。本にはそれらのマーケティングデータも書かれてるので参考にして欲しい。
つまり、ユーザーの要望や、アーティストの意向を軽視し、カネの流れが主体となって市場を構成している。そんなことでは欧米で好まれる音楽がわが国から出て行くことに希望は持てない。
先日、米TowerRecordsが破産申請した。皮肉にも我が国より本国が先だった。ついでに言うと、大阪心斎橋のタワレコも閉店。茶屋町に新店舗が出来てるが、関西の音楽のシンボル的存在だったビルが閉店なのはショックだ。さらに神戸でも今秋タワレコが移転する。若者の街としてレコードやアパレル、雑貨などのショップが密集して形成してたのが、どうなっていくのだろうか?
上手く書けなかったけど、日本人が市場に操られて音楽の本当の価値を知らないまま、音楽市場が崩壊していては、海外に楽曲を提供できないままである。米タワレコの破産にも、少しは影響してるのではないか?極論を言うと、日本のマスメディア(特にテレビ)が、欧米の音楽までダメにしてしまってるのでは?とは考え過ぎだろうか?
テレビ局に勤める人間として、この本の内容を厳粛に受け止め、何かしなければいけないと感じる。
僕自身は10代の頃は「Jポップ」をよく聴いていたが、今は、広告戦略と関係無く、自分の好きな音楽を探す能力は身に付いているつもりだ。ただ、数日前に初めてMP3の楽曲を購入してしまった。店頭で販売されてないし、コアなレコード店にも置いてなかったので、MP3でしか手に入れることが出来なかったためだ。同じ曲を他のメディアと比較できないので、まあこんなもんかという感じだ。でも、未だにMP3というメディアは認めていない。ヘッドフォンで音楽を聴くことがほとんど無い僕にとっては(この理由は後日書きます)、音のデジタルデータなんてそんなに容量食わないし、CD以上の音質で手に入るものは少々高くても高音質のものを選ぶ。それでも帯域圧縮して音質落としてるデジタル放送をしてるのは…堂々巡り(困)。

結局何が言いたいかわからなくなってきましたが、昨日のエントリーと合わせて、日本人のココロを楽しませたり休ませたりする文化は乏しいと感じる。皆様が自由に使える時間は徹底的に遊んだり休んだりしてもらって、自分の居心地の良い時間を探求して欲しい。そうしたら、この国も今以上に幸せが増えるのではないかなあと思うわけで。



日本の文化の傾向としては、伝統文化を死守するか、海外の文化を真似したり輸入するだけで、それらをミックスした、時代に合った新しい文化を創造してるのは、僕が思うに食べ物ぐらいかな?
そんな中、最近日本から海外に進出してくれそうなアーティストが出てきたので、そのアルバムにリンク貼ってみます。
B000G5S858PEEKAN
RYUKYUDISKO
インディペンデントレーベル 2006-07-26

by G-Tools

B0007N373WRYUKYUDISK O TECH
RYUKYUDISKO
インディペンデントレーベル 2005-03-04

by G-Tools

生ライブで見ました。沖縄の伝統音楽と、未来的な音色やリズムを合わせた、日本の音楽の進化系だと思ってます。全国ツアーでは、オレンジレンジも同行してたそうな。他にも、海外進出が期待できるアーティスト居ると思ってます。日本もまだまだ捨てたもんじゃないかと。

スポンサーサイト
  1. 2006/09/11(月) 22:48:06|
  2. Music

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。